バレーボール

バレーボール

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「ボールは命だ。」

「生(い)かせ~生かせ~」
チョンミョンソク牧師はバレーボールをしながらそのように声を張り上げた時がありました。
ボールを命と考えてプレーをされているからです。

バレーボール選手たちはありとあらゆる手段で“ボール”を生かすことでしょう。
自陣にボールを落とさないことが競技の核心だからです。

「いつも自分のところに“ボール”が来ると思って準備していなさい。」

私がチョンミョンソク牧師と共にバレーボールをした時のこと。
チョンミョンソク牧師の絶妙なフェイント攻撃に対応することができずに私の目の前にボールが落ちました。
その時、チョンミョンソク牧師は「いつも自分のところにボールが来ると思って準備しないといけない。」とコーチをしてくださいました。

一流の選手だったとしてもミスをする時があると思います。
それは技術が不足しているからではなく、自分が思ってもいない時にボールが来るからです。
だから「いつも自分のところにボールが来ると思って準備すること」でそのようなミスはなくすことができます。
このコーチひとつでこれまで生かせなかった“ボール”を生かすことができるようになると私は確信します。

狭いところに落とす

チョンミョンソク牧師の特技の中の一つが空いている穴を正確に見ることです。
万全な守備体制についていたとしても、チョンミョンソク牧師は空いている穴を見つけ出してそこを狙って落とします。

「広い穴にはいれたくない。打ちたくない。スリルがない。狭くて狭い穴。鼻の穴、目の穴、穴のあるところに打ち続ける。」
そんな歌詞の歌を作って歌われたこともあります。

マタイによる福音書7章13~14節
狭い門からはいれ。滅びにいたる門は大きく、その道は広い。そして、そこからはいって行く者が多い。
命にいたる門は狭く、その道は細い。そして、それを見いだす者が少ない。

チョンミョンソク牧師はスポーツをされる時にこの聖句を心にとめていらっしゃるのではないだろうかと私は考えます。
「見いだす者は少ない」じゃあ、私は見出そうではないか!と胸を張って言わんばかりのプレーに感じます。

チョンミョンソク牧師はただバレーボールをしているのではありません。
バレーボールを通して、命はどのようにしたら生かすことができるのか、命にいたる道をどのように見いだし、またどのように行けばよいのか、教えてくださっています。
笑顔で、楽しく…