第94回全国高校サッカー選手権の試合データ分析①

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摂理スポーツより、データ分析の結果とその結果から“何を”学ぶことができるか?についてご紹介します!

 

扱うデータは第94回全国高校サッカー選手権の試合です!

今回は試合の「ゴールが入った時間帯」に着目したいと思います!

準決勝からは45分ハーフになるため、40分ハーフの試合である準々決勝までの試合44試合を分析対象としました。

ゴールが入った時間帯をグラフ化したものがこちら↓↓

 

20160109

横軸は時間、縦軸はゴール数。

上段は前半、下段は後半。

点線より右側の時間帯(40分以降)はアディショナルタイム。

図中にある赤点はそのゴールが決勝点となったことを意味します。

(決勝点は、たとえば3-1なら2点目、4-3なら4点目というように結果から見て相手よりも1点上回る点としました)

44試合で入ったゴールは全部で114ゴール(前半は42ゴール、後半は72ゴール)でした。

 

試合数やゴール数は少ないですが、大きく2つのことが言えると思います。

 

①前半開始~前半20分

まず前半開始~前半20分の時間帯を見てみると赤点が11個あります。

全44試合中11試合は前半20分以内に入ったゴールが決勝点になったということです。

前半開始~前半20分の時間帯に入ったゴール数は19なので、今回のデータで言えば、試合の前半20分以内にゴールに入れたゴールの57.9%は決勝点だったことになります。

 

 

②試合終了間際

試合終了間際を見てみると赤点が5つあります。

試合終了間際にゴールが入って勝敗が決まった試合が5試合あったということです。

また、試合終了間際のゴール数を時間帯別で細かく見てみると、

後半35分:1
  36分:1
  37分:2
  38分:0
  39分:2
  40分:2
  41分:0 (アディッショナルタイム)
  42分:6 (アディッショナルタイム)
  43分:1 (アディッショナルタイム)
  44分:1 (アディッショナルタイム)
  45分:1 (アディッショナルタイム)

アディッショナルタイムを入れて残り5分の間に17ゴールが入っています。

 

20160109_aa

 

さて、この2つの結果から“何を”学ぶことができるのでしょうか。

まず①前半開始~前半20分のゴールが決勝ゴールとなる場合が多かったことから、何事も始まりが重要だということ学ぶことができます。

韓国のことわざに「始まりが半分」という言葉があるのですが、この言葉に付け加えて鄭明析牧師がこのようにコーチしてくださいました。

始まりが半分だという言葉があるように、万事全てのことの始まりがそれほどにも重要だ。

人生の中で様々な「始まり」があると思います。

一日の始まり、新学期の始まり、一年の始まり、社会人1年目、結婚生活の始まりなどなど。

 

また、鄭明析牧師がこのようにもコーチしてくださいました。

20140726-14_Ja

<始まり>によって<終わり>が左右される。
「洞窟」で始まれば「洞窟」で終わり、
「道」で始まれば「道」で終わる 。
人生の運命もそうだ。

始まりが重要だということを戒めて、始まりをうまく掴むみなさんになることをお祈りします!

 

次に②試合終了間際に多くのゴールが入っており、決勝点も入っていたことから、「最後まで」やる精神が大切だということを学ぶことができます。

特にトーナメント方式・負けたら終わりの状況では「最後まで」やってみないと分からない試合展開が多いのではないかと感じます。

鄭明析牧師はいつも「最後まで」やることをコーチしてくださいますが、どうして最後までやらなければならないのかについて、その理由を教えてくださいました。

 

20160106-2_Ja

 

どうして最後までやらなければならないだろうか。
最後まで全てやっておいた後に計算して
点数をつけ「勝敗」を決定するからだ。

 

そして、今大会を見てみると、象徴的な試合がありました。

三回戦の「桐光学園 VS 青森山田」。

後半のアディショナルタイムで2点差だったところをわずか5分で同点にし、PK戦では最後にキーパーがファインセーブして、青森山田が勝利を得ました!!

「最後まで」諦めなかった結果だと思います。

 

これと同じく、人生の中で何をするにしても「最後まで」やる精神を持って取り組むことが大切です。

また、途中でもうダメかと心くじけそうになるときもあるかもしれませんが、その時こそ「最後まで」と自分に言い聞かせて、最後に逆転勝利する“奇跡”を起こすみなさんになることをお祈りします!

 

 

P.S.
第94回全国高校サッカー選手権は、今日準決勝が終わり、1/11に行なわれる東福岡VS國學院久我山の決勝戦を残すのみになりました!
1/11に行なわれる東福岡VS國學院久我山の決勝戦は「最後まで」目が離せませんね!!

 

 

 

*摂理スポーツで扱うデータ分析の方法・結果や図表の転載、または学会等での使用はお断り致します。(2016/01/09)

投稿者プロフィール

LDK
LDK
韓国在住。
少年野球チームのコーチ。
2018年、2019年には全国大会にて優勝。
日々、子どもたちと切磋琢磨しながら、野球チームの表象(モデルケース)を作ることに奮闘している。
日韓関係が悪化する中でも韓国の地で活動し続ける思いは一つ、日韓の架け橋になるため。
野球という文化・芸術を通して世界に平和の歴史を作ることが夢。
好きな食べ物は寿司、韓国料理の中ではタクトリタンとチャンポン。
既婚、一児のパパ。

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  1. 2016年 1月 10日
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